受賞履歴
2023.09.13
山口研究員が「日本土壌肥料学会2023年度愛媛大会 若手口頭発表優秀賞」を受賞しました。
システム計算科学センター・シミュレーション技術開発室の山口瑛子研究員は、日本土壌肥料学会2023年度愛媛大会において「若手口頭発表優秀賞」を受賞し、令和5年9月13日に行われた表彰式において表彰されました。
当該賞は、日本土壌肥料学会2023年度愛媛大会における35歳未満の会員の発表対象として、優秀な発表を選定し表彰するものです。
対象となった研究は「粘土鉱物吸着構造の系統的理解: EXAFS実験と第一原理計算の相補利用」です。
粘土鉱物は地球表層に広く存在し、様々な元素の環境挙動に影響を与える重要な鉱物です。しかし、粘土鉱物への吸着反応は複雑なため、未解明な点が多く残されています。今回の研究では、東京大学と連携し、放射光施設SPring-8を用いた実験とスーパーコンピューターを用いたシミュレーションを併用することで、放射性元素ラジウムを含む様々な元素についてミクロな吸着構造を系統的に比較し、粘土鉱物への吸着構造を決定する要因を推定しました。
今回得られた知見を利用することで、様々な元素の環境挙動の理解や推定が可能になると期待されます。
表彰名 : 日本土壌肥料学会2023年度愛媛大会 若手口頭発表優秀賞
表彰件名: 粘土鉱物吸着構造の系統的理解: EXAFS実験と第一原理計算の相補利用
受賞者 : 山口瑛子、髙橋嘉夫、奥村雅彦
参考URL:https://jssspn.jp/info/secretariat/post-250.html