受賞履歴
2018.06.07
小野寺研究員が「第23回計算工学講演会グラフィックスアワード特別賞」を受賞しました。
システム計算科学センター・高度計算機技術開発室の小野寺直幸研究員は、共同研究を行っている東京大学の下川辺隆史准教授と共に「グラフィックスアワード特別賞(Visual Computing賞)」および「グラフィックスアワード特別賞(MSC Apex賞)」を受賞し、平成30年6月7日に名古屋で開催された第23回計算工学講演会において表彰されました。
当該賞は、計算工学講演会に投稿された論文中の可視化結果の中から「計算および可視化に対してGPUを用いた優れた作品(Visual Computing賞)」および「洗練されたモデリングによる優れた解析内容(MSC Apex賞)」に対して、最も優秀な論文を選定し表彰するものです。
対象となった業績は「GPUを用いた適合細分化格子(AMR)法によるレイリー・テイラー不安定性の高精細計算」で、受賞理由は、東京工業大学のGPUスーパーコンピュータであるTSUBAMEにて動作するAMR法フレームワークを構築し、それを用いてレイリー・テイラー不安定に対する解析を実施し、動的負荷分散手法が適用されたAMR法により計算速度の向上を実現させたことにあります。
【発表原題】
下川辺隆史1), 小野寺直幸2),
「GPUを用いた適合細分化格子(AMR)法によるレイリー・テイラー不安定性の高精細計算」,
1)東京大学情報基盤センター
2)日本原子力研究開発機構システム計算科学センター
【参考】
日本計算工学会グラフィックスアワードWebサイト こちら