スーパーコンピュータ

SGI ICE X

supercomputer 汎用CPU型スーパーコンピュータICEXは、日本原子力研究開発機構、および、量子科学技術研究開発機構における種々の研究・開発部門から利用可能な共有計算機として導入され、その総理論演算性能は2,421.1TFLOPS、総主記憶容量は 156.9TB、磁気ディスク容量は3,542.4TBです。本スパコンは、大規模並列演算部、ISV(Independent Software Vender)アプリ処理部、可視化処理部、ログイン処理部、磁気ディスク装置、ファイルバックアップ装置から構成され、それらが4x FDR InfiniBand ネットワークにより接続される一体的なシステムです。

 大規模並列演算部は、35ラックで構成され、1ラックあたり72台の計算ノードを搭載し、合計2,510ノードの構成です。1台の計算ノードには、Intel Xeon E5-2680v3(2.5GHz、12core)を2基搭載し、総コア数は60,240コアとなります。また、主記憶容量は計算ノードあたり64GBを搭載します。各計算ノードは、4x FDR InfiniBandインタフェースを2ポート有しており、InfiniBandスイッチブレードによりデュアルプレインで接続されます。そのため、任意の計算ノード間の理論転送性能は、片方向13.6GB/s(6.8GB/s×2)となります。2系統のInfiniBandネットワークの基本的な用途として、1系統は主にMPIなどのノード間通信に利用し、もう1系統は、磁気ディスク装置(Lustreファイルシステム)に接続され、主にI/O処理用のネットワークとして利用します。ノード間通信において、大容量のデータ通信を行う場合には、2系統のネットワークを利用して倍のバンド幅でのデータ通信を行うことが可能です。

 磁気ディスク装置については、冗長化された MDS(メタ・データ・サーバ)と OSS(オブジェクト・ストレージ・サーバ)に接続されています。MDSとOSSは、Lustreファイルシステムのサーバとなります。MDSには、MDT(メタ・データ・ターゲット)であるメタデータ用磁気ディスク装置が接続されており、OSSには、OST(オブジェクト・ストレージ・ターゲット)であるユーザ用磁気ディスク装置が接続されています。ユーザ用磁気ディスク装置の特徴として、1つのファイルの実データが分散されたOSSに配置されるためOSS数に従いI/Oバンド幅、スループットが向上します。