受賞履歴

2019.05.30

小野寺研究員が「第24回計算工学講演会グラフィックスアワード特別賞」を受賞しました。

システム計算科学センター・高度計算機技術開発室の小野寺直幸研究員は「グラフィックスアワード特別賞(Visual Computing賞)」を受賞し、令和元年5月30日にさいたま市で開催された第24回計算工学講演会において表彰されました。

当該賞は、計算工学講演会に投稿された論文中の可視化結果の中から「計算および可視化に対してGPUを用いた優れた作品(Visual Computing賞)」に対して、最も優秀な論文を選定し表彰するものです。

対象となった業績は「局所細分化格子ボルツマン法を用いたオクラホマシティにおけるトレーサー拡散解析」で、受賞理由は、日本原子力研究開発機構のGPU計算機DGX-2にて動作する汚染物質拡散解析を構築し、さらに、それを省通信時間発展法に基づく適合格子細分化法やNVSwitchを活用したGPU間通信によって高速化し、米国オクラホマシティで行われた拡散実験に対する実時間解析を実現させたことにあります。

【発表原題】
小野寺直幸1), 井戸村泰宏1), 河村拓馬1), 中山浩成2), 下川辺隆史3),
「局所細分化格子ボルツマン法を用いたオクラホマシティにおけるトレーサー拡散解析」,
1)日本原子力研究開発機構システム計算科学センター
2)日本原子力研究開発機構原子力基礎工学研究センター
3)東京大学情報基盤センター

【参考】
日本計算工学会グラフィックスアワードWebサイト こちら

  • グラフィックスアワード特別賞(Visual Computing賞)賞状
    グラフィックスアワード特別賞(Visual Computing賞)賞状