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会議案内

第25回CCSEワークショップ「−構造物ライフサイクルにおける検査技術、評価技術−」開催

これまでに開催されたCCSEワークショップ 


【概要】

開催日:

平成26年1月16日(木)

場所:

東京大学柏キャンパス総合研究棟6階大会議室

主催:

日本原子力研究開発機構・システム計算科学センター
東京大学・人工物工学研究センター

共催:

日本原子力学会計算科学技術部会

原子力機構・システム計算科学センター(CCSE)は、平成23年度に開始した東京大学人工物工学研究センター(RACE)との研究連携の成果報告会として、構造物ライフサイクルにおける検査技術・評価技術を課題に、第25回CCSEワークショップを開催しました。本ワークショップでは、原子力計算材料科学に関する双方のこれまでの研究成果を紹介するとともに、連携の進め方や期待できる成果の見通しについて議論しました。

開会挨拶において、RACEの藤田豊久センター長から、CCSEとRACEが研究連携を開始した経緯や今後の指針について説明がありました。特別講演では、志波光晴氏(物質・材料研究機構)から、「非破壊材料信頼性評価(Non-destructive materials reliability evaluation)」と題して、非破壊材料信頼性評価に対する物材機構の取組みと構造物検査の成果について、講演が行われました。一般講演では、RACEの栗山幸久教授から、「実橋計測によるライフサイクルコスト低減に向けた研究― 成熟社会におけるインフラの維持について ―」と題して、加速度計を用いた振動計測の結果について、CCSEの海老原健一氏から、「鉄鋼材料における局所応力及び局所水素量の連続体モデルによる数値的評価」と題して、高強度鋼試料の応力集中部の局所応力及び局所水素量を連続体モデルに基づき有限要素法・体積法によって評価した結果について、RACEの柴沼一樹講師から、「ミクロ組織に基づくフェライト・セメンタイト鋼の脆性破壊発生予測」と題して、ミクロ組織情報のみを用いて靱性を定量的に予測するための数値モデルの提案と小型切欠付3点曲げ試験に適用した結果について講演がありました。最後に、CCSEの中島憲宏次長から、今回の成果報告からもRACEとCCSEの研究連携は順調に進められており、今後も体制を強化しつつ精力的に進める旨の閉会挨拶がありました。

福島第一原発事故以降、津波波高の予測、耐震解析、放射性物質の大気拡散解析などの例に見られるように、原子力分野の研究において計算科学技術が重要性を増している情勢において、構造物の損傷評価に関する実験研究者とシミュレーション研究者が活発に意見交換したことで、シミュレーション手法の検証(実験との比較)に係る有用な知見を得る機会となりました。また、CCSEとRACEの研究連携の方向性を決める上でも貴重な情報収集の場となりました。

なお、本ワークショップには、56名(大学から22名、民間から8名、原子力機構から26名)の参加がありました。

【プログラム】
14:00〜14:15 「開会挨拶」 藤田 豊久(東京大学 人工物工学研究センター)

【特別講演】
14:15〜15:15 「非破壊材料信頼性評価(Non-destructive materials reliability evaluation)」 志波 光晴(物質・材料研究機構 環境・エネルギー材料部門)

【一般講演】

15:15〜15:55 「実橋計測によるライフサイクルコスト低減に向けた研究― 成熟社会におけるインフラの維持について ―」 栗山 幸久(東京大学 人工物工学研究センター)

(休憩)

16:25〜17:05 「鉄鋼材料における局所応力及び局所水素量の連続体モデルによる数値的評価」 海老原 健一(原子力機構 システム計算科学センター)

17:05〜17:45 「ミクロ組織に基づくフェライト・セメンタイト鋼の脆性破壊発生予測」 柴沼 一樹(東京大学大学院工学系研究科)

17:45-18:00 「閉会挨拶」 中島 憲宏(原子力機構 システム計算科学センター)

【講演原稿】

講演原稿はこちらからダウンロードできます。