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研究・業務

永井佑紀研究員が第9回(2015年)日本物理学会若手奨励賞(領域6)を受賞しました

システム計算科学センター・シミュレーション技術開発室の永井佑紀研究員は、「第9回(2015年)日本物理学会若手奨励賞(領域6)」を受賞し、平成27年3月22日に早稲田大学で開催された日本物理学会第70回年次大会(2015年)において表彰されました。

当該賞は、日本物理学会が将来の物理学を担う優秀な若手研究者の研究を奨励し,学会をより活性化するために設けたものです。

今般の若手奨励賞の受賞対象となった論文は以下の3編です。
 (1) Y. Nagai and N. Hayashi, Phys. Rev. Lett. 101, 097001 (2008).
 (2) Y. Nagai, K. Tanaka, and N. Hayashi, Phys. Rev. B 86, 094526 (2012).
 (3) Y. Nagai, H. Nakamura, and M. Machida, J. Phys. Soc. Jpn. 83 053705 (2014).

受賞理由は、非従来型超伝導体1に対して、量子磁束や界面等が存在する不均一な系においても詳細な物性を探索可能とする理論・計算手法を準古典Eilenberger理論2に基づいて開発し、複雑な電子構造を持つ様々な超伝導体の実験結果の説明に成功したことが高く評価されたことにあります。

なお、本研究成果の一部は、JSPS科研費24340079の支援の下、得られました。
学会HPはこちら(http://www.jps.or.jp/activities/awards/jusyosya/wakate2015.html)。

1金属や合金等の理論的に取扱いが比較的単純な超伝導体を従来型と呼ぶのに対し、銅酸化物高温超伝導体に代表されるような電子相関が強い場合や電子状態が複雑な超伝導体を指します。

2超伝導を記述する第一原理理論に対し、準古典近似と呼ばれる近似を導入すすることで計算量を低減した理論。電子状態の情報は保持されるため微視的な立場からスケールの物性評価が可能。